当社の基幹技術に関する学校法人埼玉医科大学の特許出願「がん免疫療法の臨床効果を予測する免疫学的バイオマーカー」(特願2019-526634)に対し、特許査定が発行されました。2020.02.04

各位

当社の基幹技術に関する学校法人埼玉医科大学の特許出願「がん免疫療法の臨床効果を予測する免疫学的バイオマーカー」(特願2019-526634)に対し、このたび特許査定が発行されましたので、お知らせいたします。 加えて、外国出願及び日本における分割出願についても引き続き権利化が進められることになっております。尚、当社は埼玉医科大学より本出願の独占的通常実施権の許諾を受けています。

本出願は、当社サイエンス顧問である埼玉医科大学の各務博教授の研究成果であり、がん患者の血中における特定の免疫細胞を測定することによって、免疫チェックポイント阻害剤であるPD-1阻害剤又はPD-L1阻害剤の効果を予測する方法に関するものです。さらに、当該方法を用いて免疫チェックポイント阻害剤の効果を予測するための試薬キット、及び当該方法によって免疫チェックポイント阻害剤が無効でないと予測された患者に投与される免疫チェックポイント阻害剤も広くカバーするものとなっています。

当社は、本出願を事業の基本特許の一つと位置づけています。今回の特許査定により、当社の免疫チェックポイント阻害剤に対するコンパニオン診断関連事業の日本における独占性が確保されました。当社のコンパニオン診断は、感度と特異度が極めて高く、末梢血を用いるために侵襲性が低いことを特徴とします。

オプジーボ®やキイトルーダ®などの免疫チェックポイント阻害剤は、多くの種類のがんで画期的な治療効果を示しています。有効例では数年にもわたる長期のがんコントロールが可能であり、治療中止後にも効果が持続することも報告されています。一方で、治療開始後、早期に病勢増悪を認める無効例が約半数に見られることも知られています。高価であるために医療経済に与える影響が指摘されており、治療前または治療開始後早期に効果を予測し、適切な症例に適切な免疫チェックポイント阻害剤を選択する技術の開発が急務とされています。その中で当社は、医療経済の改善と医療環境推進の一助として、埼玉医科大学リサーチパーク内に研究室を開設し、同大学との共同研究のもと、本出願に基づく事業化実現にまい進しております。

免疫チェックポイント阻害剤には様々な種類がありますが、現在上市されているものの多くはPD-1阻害剤又はPD-L1阻害剤です。



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特許第6664684号